KVMを用いた仮想マシンの入れ子の仕方

 Virtualbox or VMware仮想マシンを構築。さらにその仮想マシン中でKVMを用いて別の仮想マシン入れ子で作成する方法。

調べ方

 仮想マシン上で以下のコマンドを実行する。

cat /proc/cpuinfo |grep vmx

vmxが表示されれば、仮想化支援機能にCPUが対応している。よってKVM仮想マシン入れ子が可能になる。

Virtualbox

Virtualboxの4.2.12では、CPUが未対応なためKVMを用いて仮想マシン入れ子にするのはできないようだ。
システムのアクセレーションで仮想化支援機能を有効ができるが、これは実際には動作していなかった。そのためqemuのみで仮想マシンを動作させることになるが、仮想化支援機構が使えないために動きが非常に遅くなってしまい、非実用的である。

VMware

VMware4.0.4ではvnxファイルに

vhv.enable = TRUE

の行を追加することで、KVMを用いた仮想マシン入れ子にできる。
結論として、仮想マシン入れ子を作る場合は、VMware+KVMならば可能。

注意

http://thatsdone-j.blogspot.jp/2012/12/vmare-player-ubuntu-1204.htmlの通りに、
VMare上でubuntu 12.04を動かすとlibvirtのエラーになるので注意すること。