Linuxの設定に失敗するケース

 Webページ記載の設定マニュアルに従ってLinuxのパッケージのインストールしても、うまくインストールできないことが多々あります。それらを分類整理して対策を考えてみました。

分類

 そもしも設定マニュアルそのものが間違っている
 ケース1. 誤記など、そもそも最初から正しくない。
 ケース2. 情報が古くなってしまい、結果として正しくなくなった。

 設定マニュアルは正しいが、うまく動作しない
  ケース3. 既存のパッケージ等と競合して動作しない
  ケース4. そもそも設定ファイル等の環境が異なる

ケース3の具体例

 Ubuntu 12.04にOpenvSwitchを入れたのですが、うまく動作しませんでした。

 どうやら原因はインストール済みのKVMが問題をおこしているようです。こういう、すでにインストールしたパッケージとの相性が悪いためインストールに失敗するのは本当にやっかいです。インストールのやり方が間違っているわけでありません、環境によってはそれで上手くインストールが完了することもあります。

 今回のようにネットを検索した結果、解決策が常に見つかるとはかぎりません。結局うまく動作しない原因がはっきりしないこともあります。基本的に、同じ仮想マシン管理ソフトである、virt-managerとKaresansuiのように、機能が競合しているソフト同士を入れようとすると競合して失敗するケースが多いようです。こういう場合、パッケージでいれていれば楽に片方をアンインストールできるのですが、ソースからコンパイルした場合はそうはいかないので厄介です。

 そうなってしまった場合に、根本的な解決策はなく、結局一番早い解決策はOSのクリーンインストールすることかもしれません。