OpenFlowの勉強 その1

マスタリングTCP/IP OpenFlow編

マスタリングTCP/IP OpenFlow編

を買ったので、夏期休暇中に読破してしまおう。ただの読んだ終わりでは内容が頭に入りにくいので、気になった箇所をメモした。

データプレーンの構築手法(1.3.4)

おそらく下の二つの方式も、明確な定義はなく文脈によって意味がことなると思うが、本書では以下のように定義されていた。

  • Hop-by-Hop方式…OpenFlowスイッチのデータプレーンが物理的にお互いに直接つながっている方式。
  • オーバレイ方式…OpenFlowスイッチ同士を直接接続するのが難しいために、トンネリングを介してデータプレーン同士がつながっている方式。

 本書ではデータプレーンの観点から分類していたが、別の観点では以下のように分類できるかもしれない。

 コントロールプレーンの観点では前者は全てのOpenFlowスイッチがコントローラと接続されるが、後者はそうではないということになる。
 ネットワークの設計の観点では、前者は一般的に新規にネットワークを設計しなおす必要があり、後者は既存のネットワークを用いることができる。
 ネットワークの効率の観点では、前者は最適なフローエントリーの制御ができるため利用効率が高く(その分設定が煩雑)、後者はそうではない。