OpenFlowの勉強 その1
- 作者: あきみち,宮永直樹,岩田淳
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2013/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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データプレーンの構築手法(1.3.4)
おそらく下の二つの方式も、明確な定義はなく文脈によって意味がことなると思うが、本書では以下のように定義されていた。
- Hop-by-Hop方式…OpenFlowスイッチのデータプレーンが物理的にお互いに直接つながっている方式。
- オーバレイ方式…OpenFlowスイッチ同士を直接接続するのが難しいために、トンネリングを介してデータプレーン同士がつながっている方式。
本書ではデータプレーンの観点から分類していたが、別の観点では以下のように分類できるかもしれない。
コントロールプレーンの観点では前者は全てのOpenFlowスイッチがコントローラと接続されるが、後者はそうではないということになる。
ネットワークの設計の観点では、前者は一般的に新規にネットワークを設計しなおす必要があり、後者は既存のネットワークを用いることができる。
ネットワークの効率の観点では、前者は最適なフローエントリーの制御ができるため利用効率が高く(その分設定が煩雑)、後者はそうではない。