メール関連のプロトコル

メール関連

IMAP(Internet Message Access Protocol)

メールサーバにアクセスして、メールを受信するためのプロトコル。
IMAPでは、サーバからメールがダウンロードされた後も、メールはサーバ上に保存される。
POP3よりも多機能であるが仕様が複雑。

POP3(Post Office Protocol)

メールサーバにアクセスして、メールを受信するためのプロトコル。
POP3ではメールサーバからメールをダウンロードすると、サーバ上のメールは削除される。
メールの発信者・タイトル・本文のすべてを、一括でダウンロードする。

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)

メールサーバ間、クライアント・メールサーバ間でメールを送信するためのプロトコル。
ユーザの認証機能は含まれていないため、迷惑メールの第三者中継（踏み台）にされる恐れがある。

POP before SMTP

SMTPにユーザの認証を含めたプロトコル。
まずメールの送信前にPOPでユーザ認証を行い、ユーザのIPアドレスの登録を行う。
認証後の一定時間内に送信元IPアドレスがユーザであるならば、SMTPでメールを送信する。
ただしNAT環境等では、

  • 不要なユーザまで認証されてしまう
  • 登録済みのIPアドレスに詐称した場合でもメールの送信がされてしまう

などの問題が存在する。

SMTP-AUTH

SMTPにユーザの認証を含めたプロトコル。
ただし、クライアント・サーバの両方が対応している必要がある。

S/MIME

RSA Security社によって開発された、公開鍵暗号方式と電子署名によって機密性と完全性を高める電子メールの暗号化方式。利用にあたってはデジタル証明書の取得および送受信側両方でS/MIMEに対応する必要がある。

参考ページ

http://yamanjo.net/knowledge/internet/internet_15.htmlを参照にしました。