ファイルシステムのマウント・アンマウント

マウントとは

 カーネルは、デバイスドライバをロードすることで、デバイスファイルという形でデバイスの認識を行う。 

 しかし基本的に、デバイスファイルのデータを直接ユーザは利用(読み書き)ができないため、ユーザがストレージデバイスを利用するためには、カーネルが認識できるファイルシステムとしてストレージデバイスを読み込む(マウントする)必要がある

 マウントとは、使用しているlinuxファイルシステムが認識可能な形式で、ファイルシステムのツリー上のマウントポイントに、ストレージデバイス組み込むことである。

現在マウントされているデバイスの一覧

[root@new-host ~]# mount
/dev/mapper/VolGroup00-LogVol00 on / type ext3 (rw)
proc on /proc type proc (rw)
sysfs on /sys type sysfs (rw)
devpts on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620)
/dev/sda1 on /boot type ext3 (rw)
tmpfs on /dev/shm type tmpfs (rw)
none on /proc/sys/fs/binfmt_misc type binfmt_misc (rw)
sunrpc on /var/lib/nfs/rpc_pipefs type rpc_pipefs (rw)

fstab(ファイルシステムテーブル)

fstabは、ストレージデバイスパーティションがシステム全体にどのようにマウントされているかを定義してあるファイル。 

[root@new-host ~]# cat /etc/fstab
/dev/VolGroup00/LogVol00 /                       ext3    defaults        1 1
LABEL=/boot             /boot                   ext3    defaults        1 2
tmpfs                   /dev/shm                tmpfs   defaults        0 0
devpts                  /dev/pts                devpts  gid=5,mode=620  0 0
sysfs                   /sys                    sysfs   defaults        0 0
proc                    /proc                   proc    defaults        0 0
/dev/VolGroup00/LogVol01 swap                    swap    defaults        0 0

アンマウント

 アンマウントとは、メモリ上のキャッシュと実際のストレージデバイス上のデータの同期をとって、ファイルシステムの整合性を保ちながら、マウントされていたデバイスを/から分離することである。

参考ページ

http://okwave.jp/qa/q5056829_2.html#answerを参考にしました。